登山経験なしの人のトレーニング、準備のポイント
富士山が世界遺産になって以来
いままで登山に興味が無いという人も
まわりの登山人気にのって、1度富士山に登ってみたいという
富士登山初心者やその予備軍が増えています。
富士登山を特集するいろいろなメディアも多いので、
高山病や体力不足、洋服・靴などの装備の面で
登山の厳しさを認識する人も多くなっています。
登山は体力や装備など、事前の準備で
バテるバテないか、天国と地獄の差になってきます。
富士山は登山経験者にしたら、決して大変な工程ではないです。
学校行事で登らされる(?)ところもあるみたいなので。
ですが3776メートルといえば本場アルプス並の標高ですので
やはり事前の体力づくりは大切です。
もし、時間があるのなら近くの
低山とよばれる山に登ってみてください。
長くて有名な神社の階段もトレーニングにはいいのですが、
ゴツゴツした足場や狭くてくねくねした登山道など
本物の登山のほうが総合的に訓練できるからです。
丹沢の塔ノ岳は1491メートルで全工程役6時間ぐらいの
登山になりますから、ゆっくり1日かけて練習するのには
ちょうどいい山です。
他には鍋割山1272㍍、蛭ヶ岳1673㍍、三ノ塔が1205㍍と
行きやすい山を調べて、ぜひ登ってみることをおすすめします。
次に身に付ける装備についてですが、
・レインウエアー(¥8000-¥20000)
雨を防ぎ、内部の湿気をのがしてくれるものを選びます
・ザック(¥10000-¥50000)
日帰りや、山小屋泊にあわせて、大きすぎず、小さすぎない
大きさのものを選びます。30~40㍑
・登山用靴(¥5000-¥30000)
足首まで保護されて、靴底が厚いスニーカーでは
登山専用靴の安定感がでません。
必ず登山専用の靴を選びましょう。
・ストック(¥1200- )
疲労の分散ができるストックはおすすめです。
下りの時は膝の負担を減らすことができるので
未熟な初心者には必需品です。
・ヘッドランプ(¥600-¥20000)
夜登山をする、しないに関係なく必要です。
消灯後の山小屋での荷物整理やトイレのとき、
また、急な天候変化のときなど使う頻度が高いです。
・ショートスパッツ(¥950- )
日常履くスパッツではなく、登山用スパッツとは
靴の上から足首を覆って、靴に雨や砂が入らないようにします。
・防寒着(¥6000-¥35000)
フリースなどで、この上からレインウエアをきれば
寒さ対策は良いと思います。
ザップの中身など細かいものをのぞけば
ざっとこの7点が代表的な大物です。
横の金額は参考程度にみていただきたくて掲載しましたが、
ざっと計算すると¥60000前後が中間の値段くらいでしょうか。
あとは初めての登山なら・・・しかも富士山へ行ったあとは
当分登山の予定がないという方でしたら、レンタルも
おすすめです。
登山用品レンタル専門店なら
取り扱うグッズがピンからキリまで選べるし、
どれも経験と実績からベストなものばかりを用意しているので
初心者がお店に行って選ぶより確かなものが利用できます。
それになんといっても一番良いところは
使用後のケアをしないで、返却ができるところ!
『やまどうぐレンタル屋』というところは
富士山の5合目で返却できるというサービスもやっています。
登山グッズのレンタルがここまで進んでいることに
驚いてしまいますよね。
ぜひご自分にあった登山用品の揃え方、トレーニングの方法を
なさってみてください。
やまどうぐレンタル屋は人気のレンタル屋なので
毎年予約できない人もいるほどみたいです。お早めに!
富士登山道具レンタル
近所でできる登山のトレーニング
・マンションの階段
10階で30㍍としたら、10往復で300㍍
ちょっと休憩してまた同じことする。
もしくはもっと高いところで挑戦。
・川沿いのランニングコースなど
全速力のダッシュ→インターバルの繰り返し
休み無しの早歩き
(どちらもひと目が気になりますが・・・)
・クロスバイクなどがあれば
上り坂専門に選んで走る
登山は平地を歩くのとはまったく違う筋力が必要です。
トレーニングでは主に脚力をきたえなければいけません。
室内では重たいものを背負った状態でスクワットするのも
有効です。
ぜひ持久力とともに
下半身に負荷がかかるようなトレーニングをなさってください。
あと、トレーニング前後のストレッチもお忘れなく!
富士登山の水分と食品の準備について
富士山は標高が高く、水分の消費量がおおくなります。
登山中の水分補給がたりないと、熱中症や高山病、脱水症状など
体調不良をおこしやすくなります。
だから、のどがかわいた!→ 即飲む!を心がけてください。
用意したいのはミネラルウォーターです。
用途は飲むだけではなく、ケガをした時には土を洗い流したり、
山小屋では歯磨きの時にも使います。
なので、未開封で衛生状態を保ったものを用意します。
ジュースやコーラなどの甘い飲み物は、濃い味でのどが
乾きやすいのだ避けたほうが良いでしょう。
山で必要な量をぜんぶ持っていくのはかなり重たくて大変なので
山小屋にある自販機をフル活用しましょう。
注意として、山の自販機は輸送が大変な分平地より割高です。
缶ジュース¥400~、ペットボトル¥500くらいです。
食べ物はご飯として、おにぎりやパンがおすすめです。
ちゃんとしたお弁当もよいのですが、一気に食べてしまうと
消化にエネルギーを持っていかれるし、
満腹感が逆に気分悪くなったりします。
山頂までいってからお昼ごはんという方が多いですが、
寒いところで、冷たい肉類ははっきり言って美味しくなかったです。
なので、ごはん類はパンやおにぎりなどがおすすめ。
食べ方はできるならば、ちょこちょこ食べが理想で、
胃に負担がかからないようにしましょう。
自販機にあたたかいコーンスープがあるといいですね。
おやつはチョコレート屋アメがあるといいです。
すぐに食べられるし、歩いていてもたべやすいです。